ワークショップ講師インタビュー 宮下栄治

『バシケン』
では、講師の一人、宮下栄治さんにお話を伺っていきます。
講師をするに至った経緯というものはあるんでしょうか。

『宮下』
うーん経緯ですか…難しい話ですね…

『バシケン』
例えば、教える立場になりたいと思っていたとかは。

『宮下』
先生になりたいとかいう気持ちはあまりないですね。というよりは自分も声優の技術、心構えを確認しつつ…人に教えることによって自分も学べる、再確認出来るというところが大きいですね。

『バシケン』
でも実際、声優の専門学校とかで教えてる講師も自分の現時点の立ち位置の再確認も含めてという考えの方多いですよね。

『宮下』
そうですね、講師業をするチャンスを頂いたので、やりましょうという感じですね。

『バシケン』
では生徒さんに教えるにあたって注意している点などはありますか?

『宮下』
・出来ないことは言わない。
・机上の空論は言わない。
・理屈、理論に基づいて言う。
あと、自分の経験則に基づいて教えるっていうのは気にしていますね。

『バシケン』
しっかりした信念があるんですね。では今年一月から受講している生徒さんは二か月経ったんですが、成長は感じられますか?
(このインタビューは3月初旬に音声収録したものを書き起こしたものです。)

『宮下』
どうだろう、こればかりはね…まだまだ全然感じないですね。

『バシケン』
はっきり言いますね。

『宮下』
そりゃそうでしょう、二か月で現場で活躍出来るくらい成長したら苦労しませんよって話ですよね。

『バシケン』
そうですよね、何か指摘されて即座に演技を切り替えるとかはなかなか経験を積まないと難しいですよね。

『宮下』
声優、役者になりたいという気持ちが最初の頃よりは上がってきてる人もいますけど。それが技術の向上にすぐに直結するわけではないので。
結局言われたことに対して本人が何を考えて何を掴むかってことになるんですよね。
そこの感覚ばかりはね、磨くっていうよりは、自分で気付くってことの方が大事なので。

『バシケン』
いやあ…なかなか手厳しい意見ですね。

『宮下』
いやいやそりゃそうでしょう。二か月でこんなにうまくなりますよなんて、どこかの誇大広告じゃないんですから。

『バシケン』
確かにそうですね。ではこれからワークショップを受講する方がこれからも何人か出てくると思うんですけど、どんな心構えで来てほしいですか。

『宮下』
何かをもらえると思って来ないで欲しいなと。
自分で考える力を付けて欲しいので、自分がどうなりたいかというビジョンをしっかり持ってきて欲しいですね。

『バシケン』
例えば自分の声質はこうだから、こういう役が向いているんじゃないかとか自分で考えてくるとかですかね。

『宮下』
それも含めてなんですけど、実際問題自分が現場で求められるものっていうものは自分が思っているものと違うことっていうのは多々あることですし。
今自分が出来ることの自己分析と、プラスアルファ何が必要なのかっていうのを見つめ直す。
そして他人から盗む姿勢が大事ですね。

『バシケン』
他人の演技、ダメ出しから学ぶのは大事ですよね。
少人数制とは言っても、時間内に一人がずっと台詞や発声を行うことはないですからね。

『宮下』
そう、他の人のダメ出しとかも聞きつつ、じゃあ自分だったらどうするかっていうのを考える姿勢で望めば上達は早いと思います。

『バシケン』
なかなか現実的なご意見、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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2017年3月9日 ワークショップ講師インタビュー 宮下栄治 はコメントを受け付けていません。 ワークショップ